コエンザイムQ10とは
そもそもコエンザイムQ10とは何なのかということについて解説します。
人間の体には約60兆個もの細胞が存在します。
この一つ一つの細胞が健康なら人の体は正常に機能しますが、加齢とともに細胞は劣化していくので衰えたり 病気になったりしてしまいます。
人が行動する活力は食事から取り入れた糖や脂を分解して得られるエネルギーです。それは細胞内のミトコンドリアで作られます。
ミトコンドリアはいわば発電所のようなものです。
そしてこの発電所で働く作業員のような働きをするのがコエンザイムQ10です。
ですからコエンザイムQ10は生きていくうえで必要不可欠な成分ですが、20歳を超えるとその数はどんどん減ってしまいます。
なのでアンチエイジング、つまり老化を防いで健康を維持するためにはコエンザイムQ10を補給することが重要なのです。
さらにコエンザイムQ10には抗酸化作用もあります。
酸素に触れて錆びることを酸化と言います。鉄が錆びてもろくなるのと同じように、人間の細胞も錆びて壊れやすくなります。
リンゴを切って放置するとすぐに茶色く変色していきますがあれが酸化です。
酸化した細胞はうまく働かなくなって疲労がたまったり病気の原因になったりします。酸化の原因は、活性酸素です。人が生きていくのに酸素は欠かせないものですが、呼吸して取り込んだ酸素の最大5%は活性酸素となります。活性酸素は外部から侵入するウイルスや細菌などの外敵を倒す大切な働きも持っていますが、増えすぎると自分の細胞まで攻撃してしまうという厄介な性質を持っているのです。
そんな活性酸素を除去する能力、抗酸化作用をコエンザイムQ10は持っているのです。